従来の幼児保育はクラスを中心に活動をしていた傾向があります。しかし、あまりクラスにこだわっていると、好ましい人間関
係は育たず、閉鎖的な社会性のない人間に育つ恐れがあります。
昨今の残虐な犯罪を犯す若者の共通した特徴の一つとして、幼児期に好ましい人間関係が十分に育っていないということが言われます。真生幼稚園では形式にとらわれず、異年齢の園児のクラス編成を一部に取り入れたり、遊びの中で縦割りの集団ができるような環境づくり、すべての教師がすべての園児を見ることができるように、クラスにこだわらないオープン・エデュケイション(インフォーマル・システム)の考えを導入しています。
しかしこれは容易にできるものではなく、教師が園児一人ひとりを正しく見る目を持たないとできることではありません。真生幼稚園ではオープン・エデュケイションが十分にできるような人的・物的環境を整え、幼児期の好ましい人間関係の発達や、一人ひとりの個性を大切にする保育ができるように努力をしています。
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